先週の日曜日はアスンシオン日本人学校の学習発表会にお招きを受け、参観してきました。
アスンシオン市内には日本語の授業を行う学校が多数存在することは以前もご紹介しましたが、今回伺ったのは日本の文科省カリキュラムに基づく日本人学校。
小学生と中学生が一緒に行う発表会は、小グループや個人でのプレゼンテーションで、生活拠点であるパラグアイの文化や社会の仕組みについて、丹念に調べて報告に纏めた内容は社会人をも唸らせるハイレベルな内容でした。
南米で生活していると、道路の赤信号で停車中に様々な募金活動に出くわします。多くは物乞いや消耗品・果物などの売り子に混じっているので、正体不明と思われるような活動なのですが、炎天下の道端で分厚い消防服や赤いTシャツを纏った消防士の募金活動は非常に目立ちます。
今回は小学3-4年生のグループが、この募金活動を行う消防士に興味を持って調べ学習をした成果を発表してくれたものです。
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それによると、パラグアイにはCBVP(Cuerpo de Bomberos Voluntarios del Paraguay)と、CBVA(Cuerpo de Bomberos Voluntarios de Asunción)という二つのグループがあり、その名の通り、ほぼ全ての組織が有志のボランティア活動によって賄われているとのこと。
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レンガ作りの建物が多いパラグアイでは、一年を通じて建築火事のニュースはあまり見かけませんが、建物以外にも野火や災害救助にも活躍している彼らの殆どが、他に職業を持って緊急時に対応するボランティアであることを小学生に教えてもらい、目から鱗が落ちる思いでした。
消火に必要な資機材の多くも外国の中古品で賄っているそうで、日本から送られた中古消防車もパラグアイ各地で活躍していますし、今回は小学生の取材に応じた消防士がイギリスから提供されたという中古の防火服を纏って参加してくれました。
実は日本でも大都市を離れれば、消防団というボランティアに支えられた組織が日々の安全を支えている事実はあまり認識されていません。
火事は常時発生するものではないことから、世界的にもボランティアに頼る消防組織が多く、最近は資金集めの為に消防士をヌード写真をカレンダーにして販売、その収益で機材の更新などに充てているとの記事を読んだことがありましたが、パラグアイでもカレンダーが販売されているようです。
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他の国の筋肉隆々の体つきではありませんが、身体を張って人々の安全な生活を守る消防士の皆さん、これからも応援します。
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