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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

パラグアイの言葉 cosecha(コセチャ)=収穫 英:harvest 葡:colheita

今週はブラジルから出張で来られた気象レーダーの専門家を案内して、久しぶりに南部アルゼンチンとの国境の町Encarnacionに行ってきました。

アスンシオン近郊のVilletaを通過して暫くすると猛烈な土砂降りに遭遇、道路の至る所で冠水していて大変でしたが、何とか無事に到着しました。


↑途中で遭遇した自動車の水没。側道の泥にハマって動けなくなった間に急激に水位が上がってしまったようです。


しかし今回走って視察した穀倉地帯は1月に入って降り続いた雨の影響で相当なダメージを受けていました。

パラグアイの大豆は9-10月頃に播種して2-3月に収穫するのですが、今季は播種の時期に大旱魃で成長が進まず、なんとか育った作物は1月以降の長雨の影響を受けて、ご覧の通り腐ったりサヤの中で発芽したりと、相当悪い品質に仕上がっています。


たまたま今朝のNHKスペシャルで食糧不足が発生するリスクを報じる番組を流していましたが、気候変動が常態化すると、穀物の作柄にも大きな影響が生じます。

因みに穀物や食料の相場は生産地と消費地の双方に因果関係があって上がったり下がったりするわけですが、下のグラフからも判る通り、大豆やトウモロコシは上昇傾向にあります。

パラグアイにとっての主産物である穀物の相場が上昇すること自体は良いことなのですが、悪天候によって生産量が減少する為に農家が恩恵に預かる機会は多くないとの予測もされています。

大豆やトウモロコシが値上がりすると、飼料が上がって肉の値段も上がることになりますから、飽食を享受してきた先進国の消費者にとっても大変な問題です。


気候変動対策の為には世界的な気象情報の把握が益々重要になってきますし、食糧の生産基地と言えるパラグアイと日本との関係強化も多くの人達に認識頂きたい重要テーマです。NHK特集でも力説されていましたが、現在の世界の収穫量は適切な配分さえ行われれば飢餓は生じないものであり、飢餓の無い世界を作るために出来る限りの努力を続ける意識改革が求められています。

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