2016年11月19日
今週は自動車の車検に行ってきました。 日本では新車を購入した際には新車登録が行われ、ナンバープレートが取り付けられて納車されますが、車検は購入後三年目、それ以降は二年ごとに行うものであったと記憶します。 ところがパラグアイでは新車でも車検を行う必要があって、所有者本人が車検場にクルマで乗り付けて、検査を受けるのです。
ベネズエラでは自分で運転していましたが、ペルーやブラジルではクルマを保有していなかったので、久々に自動車を購入した訳ですが、先ず驚いたのはいきなりガス欠になりかかったこと。
日本で新車を購入すれば、それなりの量のガソリンは販売会社が入れてくれた様に記憶するのですが、パラグアイでは新車と言えども最低量のガソリンしか入っておらず、先ず最寄りのスタンドで給油することから久々の運転を始めました。
ディーラーから買ったばかりの新車には正式のナンバープレートChapaは取り付けられておらず、紙に印刷した仮プレートをフロントとリアガラスの内側から貼り付けて走ります。
次に、自動車の身分証明書とも言えるCedula Verde(緑の身分証)を最寄りの市役所で申請、これが無いと自分のクルマと証明出来ず、お巡りさんに捕まった時に罰金Multaを取られます。
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Cedula Verdeと同時に金属製の正式のプレートも交付されますが、これまた現物を貰うだけで、取り付けはオーナーが取り付け業者に持ち込んで付けて貰います。
それからまた市役所に行って、納税と車検登録の申請を行い、別の場所にある車検場に乗り付けて、そこでタイヤが外れないか、ライトが正しく点灯するか、車載が義務付けられている消化器extintorや非常駐車の△表示板等のチェックを行い、納税証と車検証をフロントガラスに貼ってもらって漸く堂々と運転できるようになる訳です。
パラグアイの自動車市場は年間10万台、そのうち新車は2万台で、販売されているクルマの多くは中古車です。しかも、多くは日本の右ハンドル車をチリの港で専門業者が左ハンドルに付け替えていますので、アスンシオンの街中ではカローラやファンカーゴ、Istといった少し前の型の日本車を多く目にします。日本車と言っても、チリでハンドルの付け替えをしていますから安心できません。
そういう訳で、新車であっても購入時点から車検が義務付けられるわけです。新車の場合は有効期間は二年、それ以降は毎年行うそうです。
ただ、車検制度が無かったベネズエラに比べると、少なくとも検査されたクルマだけが走っているという安心感はあります。また、車検の費用は米ドル換算で20ドル強ですから、大した費用ではありません。
驚いたのは、市役所での新車登録税で、本来ならば200ドル相当の登録税を払う必要があるのですが、登録窓口で支持された通りに「検査員」の処に行ったら、彼が必要な書類手続きを全て代行してくれ、税金も何故か半額にしてくれたこと。で、半額にしたのだから、と応分の手数料約30ドルを要求され、意味不明のまま支払ってきました。
クリーンな政治を目指すCartes大統領の指揮下、本当に劇的に改善がみられるパラグアイのインフラですが、こうした最下級の処では未だまだ旧態依然の仕組みがシッカリ残っていることを思い知らされました。
さて、今週はテレビでMercosur加盟国で共通のナンバープレートが採用されると言うニュースを目にしました。調べてみると、これは今年初めに合意されたものの、運用方法が決まっていなかったもののようで、来年から登録される新車には下の写真のような共通デザインのプレートが義務つけらることになる様です。
Chapa del Mercosur recién estará vigente en el 2017 para vehículos 0km
Por Ppn .com.py - 11/15/2016 - 12:02 📷 今日の言葉、自動車のナンバープレートを指すchapaですが、ベネズエラやペルーではプラカplacaと言っていて、最初意味が分かりませんでした。一方、ポルトガル語でplacaとしましたが、サンパウロではパラグアイ同様chapaと呼ばれていたようにも思います。http://g1.globo.com/carros/noticia/2016/09/placas-do-mercosul-sao-adiadas-novamente-no-brasil.html それから、南米南部共同市場Mercosurですが、ブラジルではMercosulと綴ること、今回気付きました。どちらで検索しても出てきますが、本当にややっこしいスペイン語とポルトガル語の違いです。 今週はアルゼンチン大使館主催の第一回Expo Argentinaと言うイベントが開かれ、招待されたので行ってみました。http://www.primeraedicion.com.ar/nota/234273/se-viene-la-primera-expo-argentina-en-paraguay-para-crecer-juntos.html アルゼンチン博覧会と言っても、何故か出店していた企業の多くはパラグアイ国内のもので、アスンシオンの隣街Clorindaの人達が観光アピールをしていました。折角書類が整ったので、来週末あたり隣国にドライブして来ようと思います。
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