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  • 執筆者の写真Kaz Suzurida

パラグアイの言葉 cáñamo(カニャモ)=大麻 英:hemp 葡:cânhamo

昨日土曜日、アストラゼネカの二回目ワクチン接種が行われ、早速出掛けてきました。

お蔭様で無事に二回の接種を終えられたのですが、入荷数が少なかったようで、ユックリ出向いた多くの人達や、人気の高い接種会場では長い行列が出来ていたようで、日曜日の昼までには品切れとなったようです。 https://www.ultimahora.com/aplicacion-segunda-dosis-astrazeneca-continua-este-domingo-n2955064.html ところで日本のオリンピック中継が終盤を迎えていた木曜日の朝、テレビニュースで大統領が農牧大臣と商工大臣を従えてcáñamo industrial=工業用大麻の加工工場を視察している生中継が放送されました。https://www.ultimahora.com/marito-visito-industria-procesamiento-fibras-canamo-y-resaltan-el-trabajo-n2954531.html cáñamoという単語は聞きなれないと思って調べてみると、通常cannabisと表現されているものの、同じCannabisの仲間でも麻薬であるMarihuanaと区別する為にcáñamoという固有名詞を使う様になったようです。ウルグアイで合法化された時に話題になった大麻ですが、向精神作用の強いTHC(9-テトラヒドロカンナビノール)の含有量が多いモノがMarihuanaで、少ないモノがヘンプと定義される様で、パラグアイで産業化が進められるのはCBD(カンナビジオール)成分が主で医薬用途で使われるものだそうです。 パラグアイでは昨年2月に産業用の目的で製造することが正式に承認され、大麻で作った色々な製品が欧米に出荷され始めたとのこと。 https://www.lanacion.com.py/negocios/2021/08/04/paraguay-se-convierte-en-lider-mundial-del-cannabis-industrial/ コロナのワクチンにしても、色々な会社が製品を出して流通しているものの、どれが良いのか厳密なところは判りません。 医薬用の大麻については、日本でも使用が認められる方向で法改正の準備が進んでいるようです。 https://mainichi.jp/articles/20210611/k00/00m/010/177000c 大麻というと、麻薬の原料で危ないというイメージを持たれるかもしれませんが、国が厳格な管理規定を作り、そのルールの下に安全な製品が製造されるのであれば、これは前向きに捉えて良い動きと思われます。 一方で、危険薬物としての大麻のリスクもシッカリと理解して、安心安全な製品作りを心掛けていきたいものです。 https://www.police.pref.chiba.jp/shonenka/safe-life_juvenile_delinquency-06_04.html https://stoke-llc.co.jp/merit-of-legalization/ 因みに、今まで生活の中で便利に使ってきたプラスチックも、世界中のあちこちで環境問題を引き起こしてきたり、ガソリンやディーゼル等の燃料が大気中のCO2濃度を増やすので気候変動の原因になっていると問題になっているのはご存知の通り。 どんなモノにも良い面と悪い面の両方の顔があることを、カニャモの功罪を調べていくうちに気付かされました。

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