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パラグアイの言葉 autosustentable(アウトスステンタブレ)=自立可能 英:self-sustaining 葡:auto-sustentável

  • 執筆者の写真: Kaz Suzurida
    Kaz Suzurida
  • 2020年4月4日
  • 読了時間: 2分

3月11日に外出禁止の隔離政策がとられて25日目を迎え、パラグアイにおける新型コロナの発症例は96件、死者は3名、回復者は12名という状況です。

パラグアイの人口700万人弱で発症が96人というのは730万人の埼玉県(160人)や620万人の千葉県(235人)と比べても少ないですが、これはこの25日間の徹底した衛生管理によって生じた差であろうと考えられます。

現在アスンシオン市内で営業を許されている店舗はスーパー・薬局・コンビニ・ガソリンスタンド等と極めて限定的ですが、近所のパン屋も開いていて、昨日出向いてみたら、ここでも入口に特設の水道が設置されていて、お店の人が手洗いを指導し、非接触型体温計で検温を行っていました。

今や入店前の手洗いと体温チェックはパラグアイでは常識です。


自宅に籠ってネットで世界の事情をチェックしてみると、色々なところでトイレットペーパーや消毒用アルコールなどの欠品が発生しているようですが、パラグアイではマスクは店先から消えているものの、その他の衛生用品で欠品しているものは無く、食料品も生鮮品を含めて豊富に出回っています。

これについては今週の記事で、パラグアイが経済的に自立可能性が非常に高いので、経済封鎖が長引いても受けるダメージは比較的低いだろうと報じられました。 https://www.lanacion.com.py/negocios_edicion_impresa/2020/03/30/paraguay-con-oportunidad-de-ser-economia-autosustentable/

食糧自給率340%で世界一、森林資源も豊富ではあるものの、輸入に頼らざるを得ない必須資源は燃料や塩など色々あって、特に燃料が来なくなると物流が止まってしまうので、本当に自立可能とは言い切れません。

やはり、お互いに足りないモノを助け合って動かすことで世界の経済は回るのだということを改めて痛感する隔離期間です。

ところで、自立に関する面白い発見をしましたのでご紹介します。

新型コロナ問題は世界中の指導者のインタビューに触れる機会を増やしていますが、彼らがどのように話しているか?も映し出されています。


プロンプターの内容を読み上げる安倍首相、目線は完全に上向き


こんな風に裏方が用意した原稿を読んでいるのですね。  

一方、パラグアイのベニテス大統領は原稿もプロンプターも一切使わず、自分の言葉で危機対応の説明をしています。


勿論、超大国である日本と弱小国パラグアイとでは元首がこなすべきテーマの質や量が大きく異なりますので、何でも自分の言葉で話せない制約があることは理解できますが、もう少し本当に自立可能な受け答えが出来るようになれば、原稿を用意する官僚側も責任をなすりつけられなくて良くなるのでは、と思いますが如何でしょうか。

 
 
 

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