2017年12月29日
先週はパソコンのOSが機能しなくなった為に言葉の書けない週末でした。
結局、パラグアイ製のパソコンを新調して、年末を迎えることになりました。パラグアイ製のパソコン?在り得ない!と言わないで下さい。部品の多くは中国からの調達ですが、当地で組み立てた純粋なパラグアイブランドのパソコンです。http://guru.com.py/v2/index.html
基本ソフトがスペイン語なので、不慣れな点も多々ありますが、少なくとも見た目も立派、かなり使える印象です。ただ、残念ながら製造メーカーの親会社は製造継続を断念し、今回購入した15インチの携帯用パソコンは、暫くの間「最後のパラグアイ製パソコン」となる様です。
しかし、周辺諸国と比べて相対的に賃金の低廉なパラグアイでは、労働集約型のビジネスには向いており、世界中の製造業の注目の拠点になりつつあることは、これまでも何度も強調してきました。その意味で、パラグアイブランドのPCを入手できたことはパラグアイへの企業誘致にも役立つことになると確信しています。
さて、先週の大ニュースと言えば、17日に行われた大統領候補擁立の為の各党の予備選でした。結果的にはカルテス大統領が後任に指名した弱冠39歳の前財務大臣サンティことSantiago Peña氏は、マリトことMario Abdo Benítez氏に大差で破れ、党内分裂の危機とも取りざたされました。しかし、28日に行われたカルテス大統領とマリト候補との面談では、「カルテスは赤党こと与党Asociación Nacional Republicana (略称ANR)での抱擁を確認した」との見出しで、マリト氏への協力姿勢を示しました。Cartes confirma “abrazo republicano” ↓右がマリト氏📷 http://www.abc.com.py/nacionales/cartes-confirma-abrazo-republicano-1662344.html 同じ日に行われたチリの大統領選決選投票でも、現職のバチェレ大統領が推すギジェル候補が破れ、前大統領でビジネスマンのピニェラ氏が再度の当選を果たしました。 また、日本でも大きく報じられた通り、ペルーでは収監中のフジモリ元大統領に恩赦が発表され、反フジモリ派があちこちで大抗議を行う事態に発展しました。 決して平穏な状況で年末を迎えたとは言えない南米各国ですが、来年もパラグアイが平和と調和の先頭ランナーとして域内を引っ張る走りを見せてくれることを期待しつつ、皆さんに抱擁をお送りしたいと思います。(これ、南米風の結びの挨拶なんです。) Gran abrazo y que tenga feliz año nuevo!
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