2018年10月13日
世界銀行(El Banco Mundial)が世界人的資本指数(human capital index = índice de capital humano)を発表、シンガポールが世界一で、韓国が二位、日本が三位というニュースは日本でも報道されました。
先々週から二週間にかけて韓国・日本への訪問をした印象としては、この両国の大都会におけるレベルは国際的にも高く評価されるべきであることを十分実感できるものでした。
一方、当地ではラ米諸国の比較でパラグアイが指数0.53で、域内16カ国においても未だ下位であることが報じられています。
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一方で、『経済指標のウソ』に見られるように、提示されたこうした指数を鵜呑みにして一喜一憂するのも考え直さなければなりません。
土地面積の割に多くの人口を抱える日本や韓国・欧州諸国の場合、土地生産性の向上の為にあらゆるものが凝縮して作られたために一人当たりの生産性が高いように見えますが、例えばGDPというのは単なる生産性を示すものではなく、社会保障費用などのコストも盛り込まれるもので、一人当たりGDPが高いということは生活費も高いことを意味します。
その意味で、パラグアイの低い指数は当地における開拓余地を示す指数と読み直して、発展のために力を入れれば相応の成果が得られる可能性が高いことを、今回の出張で新たにお目にかかり、パラグアイへの進出をお勧めした皆さんにもご理解いただければ幸甚に存じます。
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それから、先週末 季節外れの猛暑の中、練馬光が丘公園で開催されたパラグアイ祭りにお運びくださいました皆様、本当にありがとうございました。
来年の日本・パラグアイ修好百周年に向けて、多くの皆さんがパラグアイに注目してくださることを期待します。
今夜はアスンシオンでの日本祭りですが、お天気が心配です。
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