2020年最後の言葉は、パラグアイからではなくカリブ海の島国ドミニカ共和国からお届けします。
と言っても筆者がドミ共にいる訳ではありません。 今日のパラグアイの新聞Ultima Holaの記事で、お気に入りの歌手Juan Luis Guerraの新アルバム発表が報じられているので、御紹介しようというもの。 https://www.ultimahora.com/juan-luis-guerra-lanza-su-nuevo-trabajo-el-dia-navidad-n2920141.html 間もなく始まる配信は↓こちらからご覧いただけます。 https://www.youtube.com/watch?v=6fm3riUiG2c Juan Luis Guerraはカリブ海独特のリズムであるメレンゲやバチャタ音楽の第一人者で、南米でも圧倒的な人気を誇っています。 https://www.youtube.com/watch?v=aA04pV2DYTg 年末は紅白歌合戦の歌謡曲か、第九のクラシック演奏も良いですが気分を変えてカリブのお祭り気分に浸ってみてはいかがでしょうか? 今年は3月に始まった新型コロナ封止の隔離対策の為に世界中の人・モノの動きが大きく制限されて大変な年になりました。 年の前半は本当に町中が凍り付いたように静まり返り、このまま外出制限が続くとどうなるのだろう?と懸念されたものの、7月以降は徐々に制限は緩和されたました。 しかし日本のGo To政策と同様、動きが再開した途端にパラグアイでも感染者数は急激に増えており、今週は遂に累計感染者数10万人を超えることになりました。ただし回復者数は74千人で、亡くなった方は2,138人と南米の中では深刻度は高くないと言えます。 その為か、クリスマスイブ=Noche Buenaの昨夜は市内のあちこちで久々のお祭り騒ぎが展開され、今朝になっても爆音でダンス曲を掛けている会場が沢山ありました。 また、クリスマスを迎える0時に国中(世界中)で打ち上げられた花火は素晴らしかったものの、旧市街地の貧困地区Chacaritaでは花火の引火による火災が発生し、多くの人達が住む家を失いました。 https://www.abc.com.py/nacionales/2020/12/25/solicitan-evaluar-riesgo-de-derrumbe-de-edificio-afectado-del-cabildo/ クリスマスと新年の花火は南米ではどこに行ってもお決まりの大イベントなのですが、花火を手作りする人も多く、準備中の暴発や打ち上げによる火災のニュースは付き物となっています。 泣きっ面に蜂ならぬ、コロナ面に火事ですが、既に電子版では各紙が義援金募集に動いています。 と、最後まで大変なニュースが紙面を賑わせましたが、実はこの日曜日には日本に関する記事がLa Nacion紙を三面も割いて掲載された明るいニュースがあったことをご報告します。 日本でも多くのマスコミで取り上げられた中谷好江大使のインタビュー、二年半前まで公使として勤務されていたパラグアイ通の外交官が大使として再度着任されたことに対する期待感の大きさを表したもので、恐らくこの記事はパラグアイで日本を扱ったモノの中でも最大級の紙面占有度であったと言えます。 https://www.lanacion.com.py/politica/2020/12/11/mano-a-mano-ln-con-yoshie-nakatani-japon-y-paraguay-son-socios-estrategicos-con-tradicion/ 同日にUltima Hola紙も同様の趣旨の記事を掲載しており、パラグアイ側の新大使への期待の大きさを示している、と言えるでしょう。 https://www.ultimahora.com/paraguay-posee-muchos-atractivos-y-un-gran-potencial-que-desarrollar-n2919418.html ドミニカ共和国の話で始めた今日の言葉、パラグアイの話題で締めくくることが出来ました。来年も中南米の楽しい話題をお届けしたいと思います。
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